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東の杜で東根のひな飾りに思いを馳せる

 2021/03/03       ※このサイトには広告が含まれます カテゴリー: ひな祭り

東根市内の三つの会場にて「ひな飾り」を展示中!

3月の大きな行事といえば、やっぱりひな祭りですね♪

2月の後半くらいになると私も家族と一緒にお雛様を飾りました。「春の行事」という感じがして風情を感じますよね。

東根市内にある「梅ヶ枝清水」「野守の宿」「東の杜」の三つの会場では、毎年ひな飾りが展示されています。

そこで今回は東根市本丸にある資料館「東の杜」に足を運んでみました!

少しだけわかりにくいですが、東の杜の入口はこちらです。館内の地図が目印です。

この日は晴れていて気持ちの良い日でした。まだ雪深いですがお庭や通路からの眺めも綺麗。

「緑いん亭」は書院造の格式高い佇まいが特徴です。

お雛様はこちらの「緑いん亭」と「交流館」にて展示されていますよ!

古今雛に芥子雛?お雛様の種類

展示されている雛飾りたちをよく見ると、どれも同じではなく雰囲気が微妙に違うような気がします。

それもそのはず!

お雛様は作られた時代によってお顔立ちや衣装の感じなどが異なり、それぞれに種類があります。

現代雛のルーツともいわれている古今雛(こきんびな)は江戸後期に江戸で完成された雛人形のことを指します。

当時の江戸の町は火災が多く発生していたこともあり人形一式が揃っていることは珍しく、とても貴重なお雛様です。

目にはガラスがはめ込まれており艶のある顔立ちや金子の刺繍などが施された豪華な衣装が特徴。

精巧に作られています。

京や大阪でもたちまち流行したそうで現代雛のルーツとも言われていますよ。

写真は神町地区の方が所蔵しているお雛様で、昭和の初めに大石田の豪商からお願いされて購入したものだそうです。

有職雛(ゆうそくびな)は宝暦の頃に作られ、公卿の装束を有職故実に基づいて正しく仕立てたお雛様。

明治以降この名で呼ばれるようになりました。

東帯につぐ衣冠や普段の直衣姿が多く、着せ替えを持つものもあります。

公家や大名が特別に注文して作らせたのが始まりとも言われていますよ。

写真は江戸後期、天童藩主織田公より拝領したお雛様と伝えられている有職雛・市松人形・雛ご膳。

うーん。どこにいても市松人形ちゃんたちと目が合っている気がします!

目なども特にリアルです。

それくらい精巧に作られているということですね。

江戸時代中期以降に流行した、三寸(約10cm)以下の寸法の雛人形は芥子雛(けしびな)と言われています。

大型の雛が度重なる幕府の制作禁止令によって制限されたため、極小の雛人形や雛道具が作り出されます。

芥子粒にようにごく小さいという意味で名付けられました。

こちらは戦火を逃れ、東京から浦和市、その後上山市三上に疎開し助かったお雛様。

大正初期に作られたものなんですって!

「井澤家のひな飾り」として展示されていますよ。

それにしても戦争を経験したお雛様って、なんだかすごいですよね。

よくぞ無事に残っていてくれたなと感心してしまいます。

先祖代々、大切に受け継がれてきたお雛様なんですね。

それぞれの時代の変化に合わせた特徴なども見て取れるので面白いです。

当時は豪華絢爛なお雛様を飾って女の子の健やかな成長を祈願していたのでしょう。

衣装や飾りなどの色褪せなども含めて、どれもとても歴史のあるものなんだということがよくわかりました。

緑いん亭の奥まった和室には「創作ちりめん人形」「つるし雛」「傘福」などが展示されていますよ。

ふくふくとしていてとっても可愛らしいです♪ちりめんのぬくもりが伝わってきます。

このときたまたま一人になってしまいましたが、座敷わらしちゃんとかが その辺からひょっこり出てきそうな雰囲気ですね♪

実は私は数年前に東根市の某古民家で座敷わらしに遭遇(?)というか、存在を感じたことがあります。

そのお話はまた近々記事を更新した際にでもお話しさせてくださいね♪

杜のカフェ 「なごみ倉」

こちらは総合案内を兼ねている 杜のカフェ なごみ倉。

3月1日(月)~3月14日(日)までの展示期間、地元特産を使ったオリジナルメニューや数量限定で雛飾りスイーツを味わうことができますよ。

この日はたまたま14時で営業が終了でしたのでカフェスイーツなどは次回いただこうと思います♪

こればかりはしかたありません!わがまま言ってられません 汗

ちなみに通常は15時がラストオーダーとなっています。

物販のスペースにて地元の方のハンドメイド作品なども購入することができますよ♪

マスクやアクセサリー、和小物など可愛いものがたくさん!

「杜のカフェ なごみ倉」では、神主様に「新型コロナウイルス除け」としてご祈祷いただいた厄流しの形代&疫病をしずめるという「アマビエ様」のお守りを数量限定で1組100円で販売しています。

私も体験させていただきましたよ♪

形代はあっという間に水に溶けてしまいました。自分自身の健康と、コロナウイルスが早くおさまりますよう願いを込めて。

東の杜では紹介させていただいた他にも数種類のお雛様が展示されています。

ひな飾りの展示期間は3月1日(月)~3月14日(日)まで。開館時間は10:00~16:00です。

なお、今回は取材ということで特別に許可をもらい写真を撮らせていただきました。

コロナウイルスの影響で開催期間など変更が生じる場合もありますので、不明点は電話でご確認いただければと思います。

入館料は無料ですので、是非一度足を運んで実際に見てみてくださいね!

どこか懐かしい感じのする畳や囲炉裏があるお部屋で、お雛様と共に春の到来を感じてみてはいかがでしょうか。

ひがっちゃの中の人でした♪

東の杜
山形県東根市本丸東3-1
電話番号 0237-48-7211
営業時間 9:00~17:00
※イベント期間内は10:00~16:00
定休日 火曜日
入館料 無料
訪問日 2021.03.01

さらに深掘りしてみる?!

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