100年以上続く山形県最古の花火大会 「水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会」の見どころを紹介!
2025/08/09 ※このサイトには広告が含まれます カテゴリー: 花火

2025夏といえば、やっぱり花火!夜空を彩るその美しさは、季節の風物詩として心をワクワクさせてくれますよね。
山形県内では、夏になると毎年多くの花火大会が盛り上がりを見せていますが、大江町で毎年8月15日に開催されているのが「水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会」です。
なんと2022年に開催100周年を迎えたんだとか!
1世紀も前から山形で花火大会がされていたなんて、その長い歴史に驚いてしまいました。
水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会では、その名の通り、花火大会と同時に灯ろう流しがされるんです。
わたしも毎年、最上川の川面を流れる灯ろうを見ていますが、幻想的できれいな光景に心が癒されています。
今回はそんな、大江町の花火大会の楽しみ方やおすすめの観覧場所など、詳しくご紹介します!
「水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会」とは?

山形県で迫力満点の花火大会と言えば、県内の人であれば「赤川」の花火大会を思い浮かべる人も多いと思います。
しかし、この大江町の花火大会も“迫力満点の花火大会”なんです!
毎年8月15日に行われていて、迫力ある花火のほか、山形県を代表する川「母なる川」とも言われている最上川に、無数に浮かぶ灯ろうが見られるのも大きな特徴です。
最上川に流れる灯ろうのあかりは日頃の疲れを癒してくれますよ!
花火は目の前で打ちあがっているのではないかと思ってしまうぐらいの迫力。
水面には灯ろうのあかりで幻想的な世界を、空には迫力満点な花火が、静かにそして「ドッカーン」と打ち上げる音が体の芯まで響き渡ります。
光と音、そして水が織りなす風情のある花火大会です!
大会名 | 水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会 |
---|---|
開催場所 | 最上川湖畔 |
打ち上げ数 | 約2000発 |
開催日 | 8月15日 |
打ち上げ予定時間 | 19:15~20:50 |
屋台など | 最上川河畔に売店あり |
有料観覧席 | あり |
主催 | 大江町 、大江町観光物産協会 ほか |
山形県内最古の歴史を持つ花火大会
水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会は、2022年に100周年を迎えた歴史ある花火大会です。
大江町は山形県のほぼ中央に位置し、この町で毎年8月15日に開催される花火大会は地域の歴史と深く結びついています。
会場である左沢(あてらざわ)地区は、かつて最上川舟運の要所として栄えた町であり、大江町の歴史は最上川なくしては語れません。
大正時代に最上川で不運にも水難に遭遇した方々の供養のために行われた「精霊流し」が由来だとされているんだとか。
花火はその大江町のシンボルともいえる最上川沿いから打ち上げられます!
水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会の楽しみ方!
水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会は、幻想的な灯ろうと華やかな花火のどちらも楽しめるのが魅力のある花火大会。
ここでは、水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会の楽しみ方をご紹介します!
花火の打ち上げ場所は3カ所!
迫力満点な大江町の花火大会。
実は下記の3か所から打ち上げられているんです。
- 楯山公園(日本一公園)
- 柏瀞
- 千本原
まず「楯山」は、最上川がVの字に急カーブする様子を高台から眺めるスポットとしても知られています。
三か所の打ち上げ場所の内、高台からの打ち上げは楯山のみなので、花火に立体感を生み出します!
次にご紹介するのは「柏瀞」。
こちらは最上川の対岸から正面に打ち上がる数々の花火が楽しめます!
川面に映る花火の反射は、空高く上がった花火と相まって、まるで二重の美しさを感じることができますよ。
そして最後は「千本原」。
昭和15年に架けられた三連アーチが美しい旧最上橋の後方から打ち上がる花火は、歴史的な背景と趣のある光景が楽しめます。
この組み合わせは、思わず写真を撮りたくなります!
近い距離から打ちあがる花火は迫力満点!
大江町の花火は派手さはないけれど、観覧エリアからの距離が近いのが魅力!
三か所から同時に打ち上がる花火は、まるで空いっぱいに広がる色とりどりの花々のように見える花火はとってもきれい!
また、打ち上げ音が近くで響くので、体の芯まで届く迫力があります!
花火はプログラムに合わせて打ち上がる場所が変わるので、次はどこから打ち上がるのかワクワクしながら楽しむことができますよ。
そして最後は締めくくりに相応しく、千本原からの20号玉の花火!
ひと際大きい花火が打ち上がると、会場からは歓声と拍手に包まれ、心に残る余韻が広がります。
観た人の心にしみる花火です。
幻想的な光景は必見!祈りを込めた灯ろう流し
大江町の花火大会は、夜空には美しい花火が、水面には幻想的な灯ろうが浮かびます。
水難者供養から始まったとされる灯ろう流しは、祈りや願いを乗せて最上川に流され、柔らかい灯りで会場を彩ります。
2025年度は河川敷にフォトスポットが登場!
「花火大会をもっと楽しく、もっと盛り上げたい!」という想いを抱える地元の若者たちが集って開かれた「若者おしゃべり会」にて、2025年度の花火大会では新たな試みとして河川敷にフォトスポットが登場することになりました。
幻想的な灯ろうの灯りと夜空に咲く大輪の花火を背景に、家族や友人、大切な人と素敵な一枚を撮影できますよ!
運営公式サイトによると、写真をSNSで投稿する場合はハッシュタグ「#大江町花火」 をつけて欲しいとのこと。
花火の思い出を投稿して、みんなで盛り上がるのもいいですね!
水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会のおすすめ観覧スポット
水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会を快適に見たいなら、見る場所を事前に考えておくのがおすすめです。
ここでは、おすすめの観覧スポットをご紹介します。
有料観覧席
最上川河畔に設置された有料観覧席は、花火と灯ろうを一緒に楽しめる最高のスポット!
近くには仮設トイレや売店もあり、快適に観覧できます。
事前に予約販売されていてなくなり次第終了となるので、早めにチェックしておきましょう!
百目木(どめき)地区河畔
旧最上橋より北側は、有料観覧席と同じように、歴史ある旧最上橋の背後に打ち上がる花火を観ることができます!
風情溢れる大江町の花火大会らしさを感じることができるスポットです。
ただし、いつも人でいっぱいになりますので、混雑を覚悟してお越しくださいね!
朝日少年自然の家付近
高台の楯山からの眺めはユニーク。
眼下の柏瀞から打ち上げられた花火をちょうど目の前で見ることができ、花火が球体であることを実感できますよ!
わたしはここから見るのが実は一番好きなんです。
注意:最上橋の上は観覧禁止エリアです。立ち止まらないようにしましょう。
花火打ち上げ開始までの楽しみ
花火大会の会場周辺は、打ち上げ時間が近づくにつれて賑わいをみせます。
「早めに行って、混雑を避けよう!」と思う方も多いと思いますが、早く着いたら、会場周辺で様々なイベントを楽しんじゃいましょう!
露店市
花火大会の楽しみの一つといえば、露店市!
唐揚げやかき氷、お面やおもちゃなど、ワクワクするものでいっぱいです。
露店市が並ぶ原町通りでは、普段の落ち着いた雰囲気が一転、多くの人で賑わいを見せます!
その他のイベントも盛りだくさん!
露店市の先にあるふれあい公園では、「水郷夏フェス」、左沢駅前ではマルシェが開催されます。
また、左沢商店街では「青竹ちょうちんまつり」として通りに提灯が灯り、レトロな街並みが幻想的に彩られます!
ほかにも、大会前日の8月14日(予定変更の可能性あり)には魚つかみ大会が開催されていて、お子さんも参加可能です。(幼児のみ金魚となるようです。)
魚つかみ大会の参加には当日整理券が配布されるので、参加したい方は早めの集合がおすすめですよ!
水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会の会場までのアクセス
水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会は毎年大変混雑するため、会場に行く場合は事前に情報を調べておくのがおすすめです。
ここでは、車や電車で会場に行く場合のアクセス方法と注意点を紹介します。
車の場合
車の場合、山形自動車道「寒河江IC」から車で約10分ほどで到着しますが、当日は交通規制が行われます。
特に、山形市方面から町内に入る国道458号線は18時から21時15分までは通行ができないため注意が必要です。
また、道路が大渋滞になることが予想されているので、できるだけ早めに出発するのがおすすめ。
ほかにも、当日は会場周辺の駐車場からシャトルバスが運行されます。
大江町役場駐車場、大江町中央公民館駐車場など7カ所から発着しています。
ただし、シャトルバスの利用には1人につき500円となっています。(中学生以下は無料)
電車の場合
大江町の花火大会は電車で行けるのも魅力の一つ!
当日は道路がとても混雑することが予想されるので、可能であれば電車で行くのがおすすめ。
JR左沢線「左沢駅」から徒歩10分で会場に到着します。また当日は臨時列車も運行されます。
臨時列車の運行予定は大会公式HPで確認してくださいね。
【おまけ】花火大会に持っていくと便利なもの
大江夏まつり灯ろう流し花火大会は夏場なので、水分確保や虫よけなど、事前に持ち物をしっかり準備しておきましょう。
花火大会に持っていくと便利なものは下記のようなものです。
・レジャーシート/折りたたみ椅子
→場所取りや長時間の観覧に必須。防水タイプがおすすめです。
・虫よけスプレー
→夏の屋外は蚊や虫が多いので、快適に過ごすための必需品。
・飲み物(冷たい水やお茶)&保冷バッグ
→熱中症対策に。会場は混雑するため持参が安心です。
・ウェットティッシュ&ゴミ袋
→手拭きやちょっとした掃除、マナーとしての持参も◎
- うちわや扇子、ハンディファンなど
- スマホ用三脚/自撮り棒
- 懐中電灯/スマホのライト機能
- 羽織ものやストール
- 携帯クッション
- モバイルバッテリー
- 雨具
その日の気温や天候にあわせた持ち物を用意して、快適に花火大会を楽しみましょう!
1)大江町役場駐車場 150台 ※有料 ◆シャトルバス発着所
2)大江町中央公民館駐車場 200台 ※有料 ◆シャトルバス発着所
3)大江町体育センター駐車場 100台 ※有料
4)大江営農センター駐車場 100台 ◆シャトルバス発着所
5)大江中学校駐車場 100台 ◆シャトルバス発着所
6)藤田工業団地(小堀製作所他)駐車場 210台 ◆シャトルバス発着所
7)県立左沢高等学校駐車場 100台
8)テルメ柏陵健康温泉館駐車場 300台
9)寒河江市ふるさと総合公園駐車場 210台
◆シャトルバス発着所 ※有料駐車場は1台1回あたり1,000円
◆シャトルバスは17時00分より運行開始。運行にあたり1人500円の協力をお願いします(中学生以下無料)。
<シャトルバス運行ルート> ※乗車待ちの人数や空席状況によって予定停留所を通過する場合があります。
- 大江町役場⇒大江町中央公民館⇒大江町役場 ・大江町役場⇒大江中学校⇒大江営農センター⇒大江町役場
- 大江町役場⇒大江中学校⇒大江営農センター⇒大江町中央公民館⇒大江町役場
- 大江町役場⇒藤田工業団地⇒大江町役場
- 寒河江市ふるさと総合公園⇒旧最上橋付近⇒寒河江市ふるさと総合公園
まとめ
山形県大江町で毎年8月15日に開催される「水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会」は、幻想的な灯ろう流しと迫力満点の花火が織りなす、夏の風物詩です。
静かに流れる灯ろうの明かりに込められた祈りと、夜空を彩る華やかな大輪の花火が、大江町の夏の夜を特別なものにしてくれます。
家族や友人、大切な人と一緒に思い出を作るのにぴったりのイベントです。JR左沢駅から徒歩圏内とアクセスも良く、遠方からの来場者にもおすすめ。
ぜひこの夏、大江町でしか味わえない感動のひとときを体験してみてください。