【山形から月山へ】 「そば処いとう」冷たい肉そばと一緒に山菜はいかが?|甘めの汁に後味あっさり!
2025/07/30 ※このサイトには広告が含まれます カテゴリー: そば

こんにちは!
今回は山形県寒河江市、112号線沿いにある人気店「そば処いとう」をご紹介します。
そば処いとう の魅力は、もちろん蕎麦の美味しさですが、それだけではありません。
今回はその“蕎麦以外”の魅力も含めてたっぷりご紹介していきます!
季節の味と限定メニューが楽しめる名店「そば処いとう」

国道112号で月山へ向かう途中にある「そば処いとう」。
私が今回注文したのは定番中の定番「冷たい肉そば」です。

「冷たい肉そば」は、夏でも冬でも一年を通して提供されており、いつでもひんやりおいしいおそばが楽しめます。
他にも「冷たい鳥中華」など、地元で人気のメニューが揃っています。
今回は「冷たい肉そば(大盛り)」を注文したのですが、その量にまず驚かされました。
しっかりとしたコシのある蕎麦の上には、親鳥の旨みあふれる肉。さらに、ネギが別皿で提供されるのも嬉しいポイントです。
私はネギをたっぷりのせて、七味を振りかけていただきました。 甘じょっぱいつゆは、後味がすっきりとしていてクセになります。
食べ応えがありながらも、つるっと完食できる逸品でした。
充実の定番メニューと旬の味覚「山菜」


「そば処いとう」では、蕎麦を中心にラーメン類やかつ丼、天丼といったご飯もの、さらにゲソ天や山菜などの一品料理まで豊富なラインナップを楽しめます。
そして特に注目したいのが、季節限定のメニューです。
私が訪れた初夏はちょうど「山菜の旬」の時期でした。月山は豊かな自然にあふれた土地で、山菜も有名な地域。
そば処いとうでは、以下のような山菜が提供されており、新鮮な味覚を堪能できます。
- たらの芽
- こしあぶら
- こごみ
- 赤こごみ
- 山うど
また、これら山菜をふんだんに使用した「山菜そば」もおすすめ。地元の味をそのまま楽しめる贅沢な一杯です。
月山の名物「細竹(ササダケ)」とは?
月山周辺の名物として知られるのが、「細竹(ササダケ)」です。
これは5月下旬から6月中旬にかけて旬を迎えるチシマザサの若竹で、山形では「ネマガリダケ」とも呼ばれます。
細く柔らかでありながら、噛むとほんのりとした甘みと山菜特有の苦味が広がる絶品食材です。
月山山麓の自然豊かな環境で育つため、風味も格別。
今回の訪問時には、残念ながら入荷待ちでいただけませんでしたが、タイミングが合えばぜひ味わいたい季節限定の名物です。
店 名 | そば処いとう |
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住 所 | 〒990-0501 山形県寒河江市大字宮内31-2 |
アクセス | 左沢駅から車で7分 |
駐車場 | 有 |
営業時間 | 11時00分~15時00分 |
定休日 | 金曜日 |
電話番号 | 0237-87-4583 |
公式HP・SNS | そば処いとう 公式Instagram |
そば処いとうの近辺で親しまれている「月山山菜そば」とは
そば処いとうの周辺では、「月山山菜そば」と呼ばれる郷土料理があり、地元の人から愛されています。
月山山菜そばは、山形県の月山の麓である西川町で生まれ、地元の山菜やきのこを入れて煮込んだお鍋に、別にゆでたおそばを入れて味わう料理です。
豪雪地帯である月山地域ならではの風土を活かした郷土料理で、春から初夏にかけて収穫されるミズやコゴミ、ウド、月山筍といった山菜を使っています。月山で取れた雪解け水を使っているお店もあり、地元の魅力がたっぷりと詰め込まれているのです。
月山山菜そばは、観光客にも人気のご当地グルメとして広まりつつあり、地元の旅館や食事処、さらには道の駅やイベントでも提供される名物となっています。自然の恵みを存分に感じられる一杯は、まさに“山の味”を楽しむ特別な体験といえるでしょう。
月山山菜そば誕生の歴史
月山山菜そばが現在のスタイルとして確立された背景には、地元の老舗山菜料理店と製麺業者との密な連携と情熱がありました。
その中心となったのが、西川町にある名店「出羽屋」です。
創業100年以上を誇るこの料理旅館は、古くから山菜料理を取り扱っており、山の恵みを活かした料理でもてなしてきました。
そんな出羽屋が、月山のふもとで採れた水で作ったそばと、地元の山菜を組み合わせた料理ができないかと思い、試行錯誤の末に生まれたのが月山山菜そばです。
月山の山菜の種類や魅力
標高1,984メートルの月山では、ミズやコゴミ、ウルイ、月山筍などの山菜が採れます。
春の訪れとともに顔を出すミズは、シャキシャキとした歯ごたえとみずみずしさが特徴。炒めても和えてもおいしい万能食材で、山菜そばの具材としても欠かせません。
「コゴミ(クサソテツ)」や「ウルイ(ギボウシ)」はクセが少なく、ほんのりとした苦味が山菜ならではの風味を醸し出します。
また、月山の象徴ともいえるのが「月山筍」です。高地に自生するこの筍は、皮が薄くて柔らかく、独特の香りと甘みがあります。
採れる期間が短いという希少性もあって、毎年多くの山菜好きがこの味を求めて月山を訪れます。
さらに、秋にはブナ林が広がる山中で「ナメコ」や「クリタケ」「ムキタケ」などの天然きのこが収穫されます。
特に天然ナメコは、ぬめりの奥に力強い旨味を持ち、つけ汁に加えることで味に深みを与えてくれます。
まとめ
「そば処いとう」は、月山へ向かう途中に立ち寄れるアクセス抜群の名店です。
定番の「冷たい肉そば」は、親鳥の旨味と甘じょっぱい後味すっきりのつゆが魅力。大盛りでもぺろりと完食できる満足感たっぷりの逸品です。
さらに、春から初夏にかけては「山菜」「細竹(ササダケ)」など、その季節ならではの食材も楽しめます。
山形の「旬」を感じたい方にはぴったりのスポットです。
月山方面へのドライブや観光の途中、地元の味をしっかりと堪能したいときには、ぜひ「そば処いとう」に立ち寄ってみてください。