【山形・高畠町】週末&祝日限定!たいようパン直売所を徹底レポート
2025/10/21 ※このサイトには広告が含まれます カテゴリー: パン

山形県南部の高畠町に、週末だけオープンする激レアなパン屋さんがあるのをご存じでしょうか?
地元で愛され続ける老舗「たいようパン」の工場に併設された「たいようパン直売所」は、週末や祝日だけ営業されるとてもレアなパン屋さんなんです。新作パンやお得なアウトレット商品が並ぶとあって毎回大盛況です。
今回は「たいようパン直売所」に実際に訪問してパンを購入してきましたので、体験レポートをたっぷりご紹介します!
山形で愛される老舗の会社「たいようパン」とは?

たいようパンは昭和23年(1948年)に山形県高畠町で創業した老舗パンメーカーです。
戦後まもなくからパン作りを始め、地元の学校給食用コッペパンを製造するほか、地域に根差した商品開発に力を入れてきました。
中でも看板商品である「ベタチョコ」は昭和39年(1964年)に誕生して以来、半世紀以上にわたり山形県民のソウルフードとして愛され続けています。
コッペパンにバタークリームを塗り、その上からチョコを豪快に塗ったシンプルな菓子パン。一度食べれば懐かしい甘さにファンになる人が続出するロングセラーです。
たいようパンのこだわり|地域に根付く「地域愛」
地域密着型のメーカーらしく、「たいようパン」は原料にもこだわっています。
地元山形県産の小麦や国産小麦の使用を推進し、常にお客様に喜んでいただける商品作りを心がけているそうです。
現在では山形県内のスーパー(ヤマザワやヨークベニマルなど)で幅広く商品が販売されており、小さい頃からたいようパンに親しんできた世代も多くいます。
最近では、看板商品のベタチョコ発売60周年を記念して新フレーバーが登場したり、オンラインショップで全国発送にも対応するなど、新たな挑戦も行っています。
休日のみの激レア直売所?「たいようパン直売所」直撃レポ!

週末や祝日だけしか営業しない「たいようパン直売所」は、パン好きには見逃せないレアスポットです。
山形県高畠町に本社工場を構える老舗メーカーたいようパンが、自社工場の敷地内で毎週土日・祝日に開催する直営店で、新鮮な焼きたてのパンを直接販売しています。
創業から約50年以上地元で親しまれてきた「ベタチョコ」をはじめ、工場で毎朝焼き上げる直売所限定パンが目白押しです。
普段はスーパーで定番商品も並びますが、土日祝の直売所では限定商品が種類豊富に並ぶため、人気商品は正午までに売り切れることも珍しくありません。
実際、来店者が午前中に集中し、行列ができる日もあるそうです。限られた営業日ゆえに「パンの聖地」と呼ぶファンもいるほど。休日に足を運ぶ価値大の直売所といえますね!
直売所のラインナップは?スーパーなどで買うのと何が違うのか?

店内には、地元スーパーでもおなじみの定番パンから、地産地消にこだわった手作りパンまでずらりと陳列されています。
中でも注目すべきは直売所限定の商品の数々。工場直売だからこそ実現したユニークなパンが豊富で、「こんなの初めて!」と思わず驚くような一品に出会えることもしばしば。
例えば、山形県民のソウルフードともいえる「ベタチョコ」は直売所でも不動の人気ですが、実はスーパーでは見かけない時もあり、「どうしても食べたくて直売所まで来た」というファンもいます。
直売所なら確実に手に入る上、バリエーションも豊富で、直売所でしか手に入らない味のベタチョコも多数あります。
また、明太子ちくわパンや季節限定フレーバーのパンなど、週末限定で登場するパンも多数あります。
実際に訪れた方からは「カレーパンだけでも4~5種類もあって驚いた」「惣菜パンはどれも普通の2倍のサイズでボリューム満点!」といった声もありました。

さらに、直売所ではアウトレット品や規格外品が販売されることもあります。
形が崩れたり余剰在庫となったパンをまとめて格安で提供しており、運が良ければ菓子パンが1個50円という破格のセールに出会えることも。
味は変わらないのにお得に買える掘り出し物は、主婦層にも大人気なんです。
実食レポート!今回はボリューム満点の人気惣菜パンを食べてみた

実際に直売所で購入した惣菜パンの中から、特に印象に残った「海老カツ」と「レッドチキン」をご紹介します。
まずは海老カツパン(左)。一口かじると分厚い衣の中からぷりぷりの海老がぎっしり詰まっていて、食感の満足度がとても高いです。
カツ全体がふわっとパンに包まれているので、重すぎず最後まで美味しくいただけます。
次にレッドチキンパン(右)。スパイシーなチキンが大きめにゴロッと入っていて、ピリッとした味付けがパンの甘みと絶妙にマッチ。
辛さは子どもには少し刺激的かもしれませんが、大人には食欲をそそるちょうど良いスパイシーさです。
どちらも共通しているのは、とにかくボリュームがすごいこと! このサイズ感と具材の存在感でこのお値段!?と驚くほどコスパのよいパンでした。
直売所はなぜ休日しか開かないの?
直売所が休日にしか開かれていない理由は明確に公表されていません。ただ平日は工場からスーパー等への出荷業務が忙しく、週末限定のイベント的直売にすることで新鮮なパンを提供しやすいからではないかと言われています。
また、たいようパンの公式サイトによると「できたてのパンを皆様に召し上がって頂きたい」という思いから毎週直売を開催しているとのこと。
そのため、人が集まりやすい週末に時間を決めて開くことで多くのお客さんに提供でき、地域の交流の場にもなっているようです。
週末のみ営業というプレミア感もあって、開店を心待ちにするリピーターも多そうですね!
田園風景が広がる中に立つ工場前のプレハブ!たいようパン直売所へのアクセス方法

「たいようパン直売所」は、たいようパン本社工場の敷地内にあり、工場に併設されたプレハブ風の店舗が直売所になっています。
場所は山形県東置賜郡高畠町にあり、アクセス方法は東北中央自動車道の南陽高畠インターから車で約2分、国道13号線沿いに位置しています。公共交通で訪れる場合は、JR高畠駅からタクシーで10分程度です。
広めの駐車場(約30台分)も完備されており、週末になると朝からその駐車場が埋まるほど多くの車で賑わう様子が見られます。
高畠町は山形県南部の置賜(おきたま)地方にあり、米沢市や南陽市に隣接するのどかな田園地域です。
直売所の周辺はのんびりとした田舎の風景が広がっていますが、車で少し移動すれば観光施設や温泉も点在しています。
直売所でパンを買った後は、高畠町ならではの観光スポットにも足を伸ばすのもおすすめですよ!
店名 | たいようパン直売所 |
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電話番号 | 0238-52-1331 |
営業時間 | 9時00分~(商品が売り切れ次第終了) |
定休日 | 月曜日~金曜日 毎週土・日曜、祝日のみ営業(※令和6年4月より水曜営業は休止) |
住所 | 〒992-0344 山形県東置賜郡高畠町大字深沼2859-6 |
アクセス | 東北中央自動車道の南陽高畠インターから車で約2分、 JR高畠駅からタクシーで10分程度 |
駐車場 | あり(無料:30台) |
公式HP・SNS | たいようぱん公式ホームページ たいようぱん公式Instagram |
たいようパン直売所のあとに立ち寄りたい!周辺施設を紹介
高畠町および近隣には、パンの直売所と合わせて訪れたい魅力的なスポットがいくつかあります。
ここでは直売所から行きやすい周辺施設をピックアップしてご紹介します。パンを購入した後の観光プランの参考にしてください。
高畠ワイナリー
高畠ワイナリーは全国屈指のワイナリーで、数々の受賞歴を誇る高品質なワインを生産しています。
ワイナリー敷地内では工場見学や試飲(有料)も可能で、ワインショップやレストランも併設。葡萄畑が広がる風景を眺めながら、美味しいワインと食事が楽しめます。
ワイン好きはもちろん、家族連れにも人気の観光スポットです。
高畠ワイナリーについては、下記の記事もあわせて読んでみてください!
まほろば観光果樹園(かじゅCafe)
まほろば観光果樹園は季節ごとのフルーツ狩りが楽しめる観光果樹園です。
初夏(6~7月)のさくらんぼ狩りや、夏~秋(8~10月)のぶどう狩りは特に人気で、時間無制限の食べ放題プランもあります。
併設の「かじゅカフェ」では、自家栽培のフルーツを使ったパフェやジュースを提供しており、新鮮な果物スイーツが堪能できます。フルーツ王国山形ならではの体験ができるスポットです。
道の駅たかはた(まほろばステーション)
高畠町の道の駅で、地元の特産品や新鮮野菜・果物が揃う直売所、郷土料理が味わえるレストランやフードコートがあります。
館内には観光案内所や高畠の歴史民俗資料コーナーもあり、ドライブの途中で休憩がてら立ち寄るのに最適。
敷地内からは高畠町の名所安久津八幡神社の三重塔を望むこともでき、周辺には広々とした芝生公園も整備されています。旅のお土産探しにもおすすめです。
まとめ
週末限定オープンのたいようパン直売所は、山形・高畠が誇る老舗パンメーカー直営のスポットです。
ここでしか出会えない創意工夫あふれるパンの数々と、お得なアウトレット品の掘り出し物に、どれを買おうかと選ぶ楽しさもありました。
地元で長年愛されるソウルフード的なパンから、観光客にも嬉しい限定パンまで幅広く揃う直売所は、パン好きにはたまらない品揃えです!
山形方面へお出かけの際は、ぜひ休日に時間を作って立ち寄ってみてください。