【山形・東根市】龍興寺沼公園|散策コース・アクセス・龍神伝説を紹介
2021/05/19 ※このサイトには広告が含まれます カテゴリー: 公園

山形県東根市の「龍興寺沼公園」は、静かな水辺と豊かな自然に囲まれた憩いのスポットです。遊歩道をぐるりと一周できる散策コースは四季折々の景色が楽しめ、晴れた日には葉山や月山の姿も望めます。
さらに、この沼には昔から「龍神様が現れた」という伝説が残されており、今も小さなお社にその名残を感じることができます。
今回は、龍興寺沼公園の見どころや民話のあらすじ、公園周辺の雰囲気やアクセス情報まで、写真とともに詳しくご紹介します。
龍興寺沼公園とは?自然豊かな憩いの散策スポット

龍興寺沼公園は、東根市のシンボル「大ケヤキ」の近くに位置する自然公園です。
沼の周りには遊歩道が整備されており、1周およそ20〜30分ほどで散策できます。
春には新緑、夏には水辺の涼しさ、秋には紅葉、冬には静寂な雪景色と、四季折々の風景を楽しむことができます。

また、公園内にはベンチや東屋も設けられているため、散歩だけでなく休憩や写真撮影にもぴったりのスポットです。
四季折々の景色|春夏秋冬で楽しむ龍興寺沼

龍興寺沼は季節ごとにまったく違った表情を見せてくれるのが魅力です。春は新緑や桜が水面に映り込み、初夏には青々とした木々と空のコントラストが清々しさを感じさせます。秋には紅葉が鮮やかに広がり、鏡のような湖面に映る景色は思わず足を止めたくなる美しさ。
冬は雪に包まれ、静寂とともに幻想的な光景が広がります。
晴れた日には遠くに月山や葉山を望むこともでき、散策中にちょっとしたご褒美のような景色に出会えるのも楽しみのひとつです。

近くには大ケヤキ案内所もあり、わからないことはこちらで尋ねることができますよ。
龍神伝説と龍興寺沼の歴史


龍興寺沼には、昔から「龍神様が現れた」という民話が語り継がれています。
その昔、東根の村々が大干ばつに見舞われ、田畑が枯れそうになったとき、村人たちは神社や寺に雨乞いをしました。
ある日、普光寺の和尚が沼に祈りを捧げ、石を投げ入れると――沼の中から龍神が姿を現し、稲妻とともに恵みの雨をもたらしたのです。
この奇跡をきっかけに、寺の名は「龍興寺」と改められ、沼も「龍興寺沼」と呼ばれるようになったと伝えられています。
今でも沼のそばには龍神を祀る小さなお社があり、地元の人々に大切に守られています。
龍興寺沼公園周辺の見どころ|延命地蔵堂

龍興寺沼公園を訪れたら、あわせて立ち寄りたいのが「延命地蔵堂」です。
公園から道路を渡ったすぐ向かいにあり、歴史あるお堂として地域の人々に親しまれています。

境内には6体のお地蔵様が祀られており、地域の人々から長く信仰を集めてきました。

また、この場所にはかつて「普光寺」の鐘が残されており、龍神伝説とも深い関わりがあります。
沼の散策とあわせて立ち寄れば、龍興寺沼公園の歴史や信仰に触れることができます。
龍興寺沼公園へのアクセス・基本情報

龍興寺沼公園は、東根市の中心部から近く、市民にとって身近な憩いの場になっています。
東根小学校や大ケヤキからもほど近く、観光と合わせて立ち寄りやすいスポットです。駐車場も整備されているため、車で訪れても安心です。
電車やバスで訪れる場合は、JRさくらんぼ東根駅や東根温泉エリアからタクシー利用が便利です。
スポット名 | 龍興寺沼公園 |
---|---|
電話番号 | – |
営業時間 | – |
定休日 | – |
住 所 | 〒999-3781 山形県東根市本丸北1-1-1 |
アクセス | JR東根駅から車で約7分、徒歩で約34分 東根ICから車で約15分 |
駐車場 | あり |
公式HP・SNS | – |
まとめ
山形県東根市の「龍興寺沼公園」は、四季の景色や静かな水辺に加え、龍神伝説や延命地蔵堂など歴史を感じられる見どころも揃ったスポットです。
特に、龍神様が現れたという民話が残る沼は、ただの公園以上に物語性を感じさせてくれます。
遊歩道を歩けば、遠くの月山や葉山の眺望、静かな水面に映る景色に心が落ち着きます。
市街地からも近く、東根の大ケヤキや温泉街とあわせて訪れるのにぴったりです。
自然と歴史の両方に触れられる龍興寺沼公園。
東根市を訪れる際は、ぜひ立ち寄ってその魅力を体感してみてください。