BHB

広告

【山形・山形市】夏の山形女子旅|御殿堰(ごてんぜき)でレトロと涼を味わう癒し時間

 2025/09/01       ※このサイトには広告が含まれます カテゴリー: おでかけ

【山形・山形市】夏の山形女子旅|御殿堰(ごてんぜき)でレトロと涼を味わう癒し時間 アイキャッチ

山形市中心部・七日町にある「御殿堰(ごてんぜき)」は、江戸時代から続く用水を活かした水辺空間。涼しげなせせらぎと、周囲に並ぶおしゃれなカフェやレストランが、女子旅にぴったりの癒しスポットです。

今回は、そんな御殿堰をめぐる夏の女子旅を、実際に訪れたカフェや風景写真とともにご紹介します!

御殿堰ってどんな場所?歴史と現代が融合する、癒しの空間

山形市七日町御殿堰の正面入り口
山形市七日町御殿堰の正面入り口

歴史を感じながらも現代的な魅力を持つ御殿堰。ここではその成り立ちと再整備までの流れをご紹介します。

山形市の中心部・七日町を流れる「御殿堰(ごてんぜき)」は、江戸時代初期から続く歴史ある用水路です。
山形藩初代藩主・最上義光公が商工業の発展を重視し、近江商人や職人を招いて城下町を整備したことが、現在の七日町や本町といった商人町の始まりとされています。しかし当時、町の近くを流れていた馬見ヶ崎川が大雨のたびに氾濫し、発展の妨げになっていました。そこで、最上家の後に藩主となった鳥居忠政が、1624年に大規模な治水工事を行い、川の流れを変えるとともに、城や町、農村に水を行き渡らせるための用水網「山形五堰(ごせき)」を築きました。この五堰の一つである「御殿堰」は、山形城の堀を満たす重要な水路として整備されたものです。
その後、町の発展とともに暗渠化(地下に埋められる)されました。

七日町エリアの再整備と御殿堰

かつて東北初のファッションビルとして親しまれた「セブンプラザ」。その閉館は単なる老朽化ではなく、耐震性の問題という大きな転機から始まります。ここから街の未来を見据えた再開発が本格的に動き出しました。

セブンプラザの誕生と役割

1950年代に誕生した「セブンプラザ」は、当時最先端のファッションビルとして多くの人々を魅了。山形市の銀座四丁目とも呼ばれる七日町において、長年にわたり街の中心的存在でした。

耐震問題による転機

平成26年(2014年)、取得直後に行われた改正耐震改修促進法に基づく診断で「震度6強〜7で倒壊の危険性が高い」と公表。
これにより運営継続は困難となり、約30のテナントに退去を依頼せざるを得ませんでした。さらに、従業員の生活を守るため、移転先の調整や事業譲渡なども補助金に頼らず独自に対応しました。

街の再生に向けた動き

閉館により七日町エリアの衰退は加速しましたが、隣接地では平成22年(2010年)に「水の町屋 七日町御殿堰」が完成しており、まちづくりの可能性も広がっていました。そこで地元関係者や地権者が協議を重ね、再開発計画が動き出します。

新たな街並みの形成

平成28年(2016年)には「七日町第5ブロック南地区まちづくり協議会」が設立され、再開発が本格化。セブンプラザ跡地には商業棟「ルルタス七日町」と住宅棟「DH七日町タワー」が完成し、御殿堰や水の町屋とあわせて、歴史と現代が調和する新しい七日町の街並みが形成されています。

歴史とモダンが融合!石積みの水路沿いに趣のある店舗がそろう「御殿堰」

山形市七日町の御殿堰を流れる石積みの水路とベンチの風景
御殿堰を流れる石積みの水路とベンチの風景

石積みの水路沿いにたたずむ「御殿堰(ごてんぜき)」は、どこか懐かしくて、新しい。
この場所には、老舗の呉服店や蕎麦屋といった歴史を感じる店から、センスが光るデザイナーショップ、ほっと一息つけるカフェやレストランまで、全8店舗が軒を連ねています。
ジャンルも雰囲気もさまざまながら、不思議と統一感のある落ち着いた空間で、散策するだけでも楽しいひとときに。
ここからは、水路を挟んで立ち並ぶ「水の町屋七日町御殿堰」と「七日町ルルタス」の魅力あふれる店舗をご紹介します。

七日町御殿堰で立ち寄りたいカフェ&レストラン4選

七日町散策に疲れたら、御殿堰でお食事やカフェなどでちょっとひと息するのもおすすめです。御殿堰にあるCafe&レストラン4店舗を紹介します。

「れんげ草」

和食と郷土料理、山形の日本酒を気軽に楽しめるお店
2024年に本町から七日町御殿堰に移転しています。

「いつもの場所」

いわずと知れた老舗カフェレストランです。
食事やカフェ(スイーツ)などがあり、夜はお酒もOK!

「Classic Cafe」

大正時代の趣ある蔵の中で食事やカフェ、ワインをいただけます。
濃厚なチーズケーキも美味しいです!

「そば処 庄司屋」

山形と言えば美味しいお蕎麦。是非山形の味を堪能してください。
創業150年以上つづく、手打ちそばと地酒の老舗
いぜん、TBSの「バナナマンのせっかくグルメ!!」に紹介されていました!のど越し良いお蕎麦が大人気のお店です!

【七日町御殿堰】伝統と美を感じさせるお店

御殿堰には食事処だけでなく、老舗の呉服屋も並んでいます。
和服をゆっくり眺める機会は日常では少ないもの。旅のひとときに趣向を変えて立ち寄ってみるのもおすすめです。

「特選呉服 結城屋」

創業120年の七日町を代表する着物や和装小物の専門店。
呉服の販売はもちろん、仕立て直し、補修、染み抜き、小物の販売など相談にも乗っていただけそうです!

【七日町御殿堰】暮らしに彩り揃える3つのショップ

水の町屋七日町御殿堰には食事処や呉服屋だけでなく、おしゃれなインテリアや日用雑貨、服装雑貨などを見て回ることもできます。

「石見銀山 群言堂」

七日町御殿堰の奥に佇む〈石見銀山 群言堂〉は、藍染の服や里山の雑貨、自然素材の食やコスメまで揃う癒しの蔵ショップ。 “根のある暮らし”をテーマに、衣・食・住すべてにこだわった美しいアイテムたちが、日々の暮らしをそっと豊かにしてくれます。

「Ken Okuyama CASA」

フェラーリのデザインを手がけた、県出身世界的デザイナー・奥山清行さんがプロデュースするのは、山形の職人技とスタイリッシュなデザインが融合したライフスタイルショップです。注目アイテムは、菊池保寿堂とコラボした鉄器のティーポット「MAYU」。繭みたいなやさしいフォルムで、手にしっくりなじむ心地よさ。日本茶はもちろん、コーヒーにもぴったりで、毎日のティータイムがちょっと特別になるアイテムです。その他に、カトラリーや食器などがあります。

「米沢織とカジュアル着物の店 みれ」

山形市・七日町御殿堰の〈みれ〉は、米沢織と全国のカジュアル着物を扱うセレクトショップ。反物から小物まで揃い、仕立てやメンテナンスも丁寧に対応していただけます。

2021年7月OPEN!山形の ”美味しい” が集まる「ルルタス七日町」

水の町屋七日町御殿堰から水路を挟んであるのが「ルルタス七日町」。
八百屋・精肉店・鮮魚店が並び、美味しい山形の食材の他、スイーツやお惣菜を購入する事が出来ます!店内は、すべての店舗内が繋がっており、とても見やすい造りとなっています。

「街なかやおや」

野菜ソムリエ上級Proがいる青果物専門店。フルーツサンドや生ジュース、夏はフルーツを凍らせたものを削る”フルーツそのままかき氷”もいただけます

「佐藤牛肉店」

もともと山形市諏訪町に昭和56年創業のお店。米沢牛・山形牛をはじめ各種お惣菜やお弁当などがあるお肉専門店

「吉野家(鮮魚)」

昭和13年創業の老舗鮮魚店。上質な鮮度の高い魚を提供しています。お造りや寿司、一夜干しに煮魚などもあります。

食事もスイーツも両方楽しめる♪「いつもの場所(ところ)」七日町店でランチタイム

山形市で長年愛され続けている洋食&カフェの名店「いつもの場所(ところ)」。
現在は大野目店と七日町店の2店舗を展開しており、洋食メニューからスイーツ、アルコールまで幅広く楽しめるのが魅力です。

人気メニューの魅力

山形市七日町御殿堰にあるいつもの場所のランチ
七日町御殿堰にあるいつもの場所のランチ

この日は、七日町店でランチタイムに訪問。入口の看板には、夏限定の「冷製パスタ」が推されていて、季節感があって思わず目を引きました。
数あるメニューの中から迷いに迷って選んだのは、人気の「レディースセット」。今回は〈トマトパスタ&ミニ明太餅グラタン〉の組み合わせに。

トマトパスタは、ほどよい酸味と爽やかさがあり、夏でもさっぱりいただける味わい。ミニサイズのグラタンにはお餅が入っていて、もちっとした食感と明太クリームの濃厚さが相性抜群でした。
しっかり満足感がありつつも、最後までおいしくいただけました!
カフェタイムとしての利用はもちろん、女子旅ランチにもぴったりのお店です。

七日町五堰の新名物!かわいい涼やかな「御殿堰ソフト(さくらんぼ)」

山形市七日町ルルタスにある御殿堰ソフト(さくらんぼ入りのミルクソフト)
御殿堰ソフト(さくらんぼ入りのミルクソフト)

七日町の街歩きで、気になるお店をいくつも巡ったあと、ちょっとひと休みしたくなって立ち寄ったのが「ルルタス七日町」内にある〈街なかやおや〉。
そこで出会ったのが、見た目も味も印象的な「御殿堰ソフト」です。

見た目も味も爽やかなご褒美スイーツ

黒い竹炭コーンにふんわりと巻かれたミルクソフトは、七日町の象徴ともいえる水路「御殿堰」をイメージして作られたもの。春にはイチゴがのっていたのですが、今(8月)はなんと、瞬間冷凍された大粒のさくらんぼがちょこんとのっていました。ひと口食べると、濃厚なミルクの風味に、さくらんぼの爽やかな酸味が絶妙にマッチ。見た目の可愛らしさだけでなく、味もしっかり美味しくて、夏の街歩きにぴったりのご褒美スイーツです。もちろん、食べる前にはしっかり写真も撮りましたよ!水路のせせらぎを背景にすれば、SNS映えもばっちりです

御殿堰の基本情報とアクセス・駐車場

スポット名 七日町御殿堰(ごてんぜき)
電話番号
営業時間
定休日
住 所
〒990-0042 山形県山形市七日町2丁目7
アクセス JR山形駅から徒歩約22分、または車で約6分
駐車場 専用駐車場はないため、近隣の駐車場をご利用ください。
※詳細は「駐車場情報」を参照
公式HP・SNS

駐車場情報

七日町御殿堰の専用駐車場がないため、近隣の駐車場を利用してみてください。

● 近隣駐車場
店舗と提携しているところでサービスを受けられます。

  • エチゴヤパーキング
  • ニーズビルパーキング
  • タイムズ八文字屋
  • 川合パーキング
  • アズ七日町駐車場
  • 山形市中央駐車場
  • リパーク七日町大通り駐車場

● ARC七日町パーキングプラザ2

1,000円以上お買い上げの場合 1時間サービス
3,000円以上お買い上げの場合 2時間サービス

● タイムズ七日町パーキングプラザ

時間帯 料金 最大料金
7:00~19:00 200円/60分 500円
19:00~7:00 100円/60分

まとめ

つい立ち寄りたくなる、御殿堰のある七日町。癒しと歴史が交差する、とっておきのひととき。
七日町を歩いていると、ふと立ち寄りたくなるのが「御殿堰」。 水のせせらぎが響く水路沿いには、テーブルやベンチが並び、散策の合間にひと息つけるスポットが点在しています。
生ジュース片手に語らったり、風に揺れる木陰で写真を撮ったり…。

そんな何気ない時間さえも、心がほっとする特別なひとときに変えてくれる場所です。
清らかな水音に耳をすませながら、歴史ある御殿堰の風情を感じてみてください。
山形の夏、そして女子旅にぴったりの「癒し」と「趣」がここにあります。

さらに深掘りしてみる?!

投稿者情報

BHB編集部

BHB編集部

最近の投稿

プロフィールと記事一覧