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【山形・東根市】東根の大けやき|樹齢1500年を超える国指定特別天然記念

 2021/01/15       ※このサイトには広告が含まれます カテゴリー: おでかけ

【山形・東根市】東根の大けやき|樹齢1500年を超える国指定特別天然記念 アイキャッチ

山形県東根市のシンボルツリー「東根の大けやき」は、樹齢1500年以上といわれる日本有数の巨木です。国の特別天然記念物に指定され、四季折々に異なる姿を見せながら、市民や観光客に親しまれてきました。
今回はは、大けやきの歴史や伝説、保全の取り組み、周辺観光スポットまでを詳しくご紹介します。

東根の大けやきとは?

大ケヤキと横綱
東根小学校の校庭に立つ大けやき

東根の大けやきは、東根小学校の校庭にそびえる巨木で、幹周りは16m、高さは約28m。国の特別天然記念物に指定され、地域の象徴として長く愛されてきました。
毎年青々とした葉を茂らせ、その姿は訪れる人に力強さと安らぎを与えてくれます。

市民の間には「葉っぱが落ちる前に3枚キャッチできたら願いが叶う」というジンクスもあり、地元の子どもたちにも親しまれています。

大けやきの四季と撮影スポット

けやきと校舎
校舎グラウンド側からの大けやき

春の芽吹き、夏の深い緑陰、秋の紅葉、冬の雪化粧。大けやきは四季ごとに異なる表情を見せ、訪れるたびに新しい魅力を発見できます。
特に朝霧に包まれる早朝や夕暮れ時は幻想的な雰囲気で、写真愛好家にも人気の撮影スポットです。

歴史と伝説

推定樹齢1500年以上。昭和32年(1957年)に国の特別天然記念物に指定された大けやきは、古くから地域の人々に信仰されてきました。

かつては雄槻(おすぎ)と雌槻(めすぎ)、二株のけやきが並んでいたと伝えられていますが、雄槻は明治18年に枯死。現在残るのは雌槻とされます。
また、幹の内部は長年の風雪で空洞化し、畳二枚分ほどの広さがあると伝わります。かつてはその空洞をくぐると「子宝に恵まれる」との言い伝えもありました。

大雪被害と保全活動

枝折れした大けやき
2020年の大雪で折れた大けやきの枝

2020年12月、大雪の影響で大けやきの太い枝が折れる被害が発生しました。
その後、樹木医による診断と補強・保護処置が行われ、今も地域と専門家の協力により大切に守られています。

触れることや空洞に入ることはできませんが、その場に立つだけで生命力と静かな迫力を感じられます。

周辺散策とおすすめスポット

大けやきが立つ東根小学校周辺は、かつて東根城(小田嶋城)の本丸があった歴史ある場所。 城の名残として、光専寺沼・龍興寺沼・中沼の3つの沼が残されており、とくに龍興寺沼周辺は散策スポットとして整備されています。

  • ケヤキの杜カフェ:大けやきのそば、地元野菜を使ったランチが人気
  • 松扇堂:和洋菓子の老舗
  • 壽屋 寿香蔵:漬物・地酒・梅菓子の名店
  • 肉そば 舞鶴:山形名物・肉そばを味わえる

さくらんぼ東根温泉でひと休み

大ケヤキを訪れたら、近くの「さくらんぼ東根温泉」もおすすめ。
ナトリウム塩化物泉の琥珀色の湯は体を芯から温め、観光や散策の疲れを癒してくれます。

  • オオタ湯:源泉かけ流し、キャッシュレス決済対応
  • こまつの湯:石亭小松旅館の入浴専門施設、温泉たまごも体験可

おまけ|子けやき

子けやき
民家の塀に寄り添う「子けやき」

大けやきから少し北へ進むと、民家の塀に寄り添うように立つ「子けやき」があります。
長い年月を経てもなお健在で、地域の人々に見守られています。

スポット名 東根の大けやき
電話番号
営業時間
定休日
住 所
〒999-3783 山形県東根市本丸北1丁目1−1 東根小学校敷地内
アクセス JR東根駅から車で約8分
駐車場 あり
公式HP・SNS

まとめ

「東根の大けやき」は、樹齢1500年を超えて今も力強く生き続ける東根市のシンボルです。
国の特別天然記念物であると同時に、地域の人々の信仰や暮らしと深く結びついてきました。

観光地としての華やかさよりも、静かで穏やかな時間を感じられる場所。
歴史ある大樹のもとで、東根ならではの自然と文化に触れてみてはいかがでしょうか。

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