【山形・山形市】アフリカのポップアート「ティンガティンガ原画展」|アフリカの鮮烈な生命力を体感した原画展の詳細レポート
2026/02/10 ※このサイトには広告が含まれます カテゴリー: アートイベント
2025年11月に、ボンヘイベルグのイベント情報にあった「ティンガティンガ原画展」が気になり、思い切って足を運んでみました。
会場の山形県文芸美術館(山形市)に入った瞬間、蛍光色にも見えるほどの鮮やかな色彩が視界いっぱいに広がり、まるでアフリカの強い陽光の中に身を置いたかのような感覚に包まれました。
この記事では、私が展示会で感じた生の魅力と、ティンガティンガの歴史を合わせてご紹介します。
鮮やかな色彩と動物たちが描かれたアフリカのポップアート「ティンガティンガ」とは?

ティンガティンガ・アートは1960年代末、東アフリカのタンザニアで誕生した現代絵画スタイルです。たった6色の建築用のエナメルペンキで、建築資材のベニヤ板(合板)に、サバンナの動物や自然豊かな風景を、下書きなしにカラフルにのびのびと描き出します。
どこか印象に残る作風のため、目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ティンガティンガの歴史とルーツ
「ティンガティンガ」という名称は、創始者のエドワード・サイディ・ティンガティンガに由来します。
美術教育を受けていない彼が、観光客向けのお土産に疑問を持ち、独創的な発想でアフリカの文化を表現し、世界的に認められるアートスタイルを確立しました。1972年に35歳の若さで亡くなりますが、その素朴で力強い画風はヨーロッパでも人気を博し、彼が亡き後も弟子達がそのスタイルや精神を受け継ぎ、「ティンガティンガ芸術村(工房)」で創作活動を続けています。
今も100人のアーティストが活躍しているそうです。
山形で見つけたアフリカのパワースポット「ティンガティンガ原画展」の魅力に迫る

それでは、今回山形市で開催された「ティンガティンガ原画展」の様子を写真と共にご紹介しましょう。
また 記事内の写真掲載についてですが、写真を撮る前に、主催者である「山形タンザニア友好協会」の落合晴信会長さんに確認したところ「撮影OKで記事にどんどん掲載してください」と快く言われました。本当にありがとうございます。
まずは会場に入った瞬間から、色鮮やかなカンガ(東アフリカの生活布)に目が奪われました。
気分は一気にアフリカです!

カラフルなカンガの下には、躍動感あふれる色鮮やかな動物たちの原画があります。
1枚1枚じっくり見ていくと、奥にもたくさんの原画がありました。

小さめの原画ですが、細かいところまで描かれていて、どれも素晴らしい作品です。
ティンガティンガの特徴であるエナメル塗料の光沢が、さらに躍動感を与えています。

こちらは力強いキリンが印象的な作品。たくさんの色を使っていないのに迫力満点ですね。
サバンナの夕陽を感じます。

作品はまだまだたくさんあるので、ゆっくりじっくり見ていきます。

私はこの絵に一番心引かれました。
マサイ族の女性が3人、早朝に仕事に行くところでしょうか。空気の清々しさと凜とした女性の強さを感じます。
ちなみに、この絵は19,800円(税込)で購入できます。原画作品としてはお手頃価格ですね。

こちらはメルヘンチックなカバが主役の作品。カバのかわいらしい表情と色使いが魅力的ですよね!3羽の鳥も色鮮やかです。
かわいい小物や書籍などのグッズ販売コーナーも魅力的!
ティンガティンガ原画展には、絵画のほかに「アフリカンマーケット」と称したグッズ販売のコーナーもありました。
見るだけでもワクワクします。

ティンガティンガ・アートならではの鮮やかなカラーを使用した個性的なキーホルダーや小物入れ、コースター、書籍などが所狭しと並んでいました。

コースターもとても可愛いらしくて、どれにしようか悩んでしまいます。
部屋のインテリアに使っても素敵ですね。
こちらのテーブルには絵はがきもありました。

会場の真ん中には、カンガや布バック、コーヒーや紅茶、タンザニア産のスパイスがあります。

カンガを見ていたら、スタッフの方から「1枚1枚広げて模様を見てくださいね」と言っていただいたので、せっかくなのでたくさん見させていただきました。
コーヒー等のフードコーナーでもスタッフの方が説明をしてくださり、あれもこれも欲しくなりました。
ティンガティンガ原画展の主催者「山形・タンザニア友好協会とは?
このティンガティンガ原画展について、主催者である「山形タンザニア友好協会」の落合晴信会長にお話を伺いました。
山形タンザニア友好協会は、タンザニアと山形の文化交流を通じて、国際交流を図る目的で1998年10月1日に設立されたそうです。
山形にいながら、ダイナミックなティンガティンガ原画に囲まれ、関連イベントやにぎやかなアフリカンマーケットを通じてアフリカを身近に感じていただきたいとのこと。この活動がアフリカの経済的自立にもつながっているそうです。
展示されている原画の写真撮影も快諾していただき、たくさん撮ってPRして欲しいとのことでした。
ティンガティンガ・アートのグッズはオンラインでも購入できる
また、今回のアフリカンマーケットは、タンザニア製品輸入元の(株)BARAKAさんのご協力とのことです。「原材料でなく、製品の輸出でタンザニアの経済振興の一翼を担おう」という企業コンセプトで輸入プロモートを推進している会社です。
作品を購入することで、タンザニアのアーティストの支援にもなりますね。会場にあったグッズや原画に興味がある方は、株式会社バラカさんのホームページをご覧ください。ティンガティンガ・アートを始め、コーヒー・紅茶・工芸品等などたくさんのグッズをネット販売しています。
ティンガティンガ原画展で私の購入したグッズをご紹介!
さまざまなあれやこれやと悩んだ末に、カンガと絵はがき、そしてタンザニア産インスタントコーヒー、そして万能スパイスを購入しました!
絵はがきには、お気に入りの絵画と似ているサバンナの女性3人の絵がありました。
カンガはテーブルクロスにしています。
どちらも、私のお部屋にアフリカの太陽が来たように明るくなりました。

上段真ん中のサバンナの女性3人の絵は夕陽を思わせます。下段右は、色々な職業の方の絵で、面白いです。

お花模様がとても気に入りました。カンガはワンピースにしたり、スカートにしたり、バッグにしたりと多様性があります。
初めて知ったのですが、ひとつひとつにスワヒリ語のメッセージが書かれています。
このカンガには「MUNGU NDIYE KIMBILIO LETU(神こそが、拠り所)」と書いてありました。メッセージで選ぶのも面白いかも知れませんね。
まとめ
ティンガティンガの最大の魅力は、その鮮やかな色彩です。青、赤、緑。特に動物の表情は、見ているこちらまで笑顔になるほどの生命力に満ちています。会場で見た巨大なキリンの原画は、写真で見るよりもはるかに迫力があり、エナメル塗料特有の光沢が、まるで生きているかのように見えました。
山形タンザニア友好協会主催のティンガティンガ展は、山形にいながらアフリカを感じられる空間です。2025年は11月の開催でしたが、例年10月に開催されるそうですので、ティンガティンガやアフリカ製品がお好きな方、興味がある方は是非足を運んでいただき、アフリカのポジティブなエネルギーを感じてくださいね。
