【月別ガイド】ズワイガニの旬はいつ?10月〜6月の味と価格・庄内北前ガニまで徹底解説!
2025/12/03 ※このサイトには広告が含まれます カテゴリー: かに
冬の味覚の王様といえば「ズワイガニ」。
しかし実際のところ、「10月から食べられる?」「3月を過ぎたらもう旬じゃないの?」「庄内北前ガニって何?」と、季節ごとの違いやブランドの位置づけが気になる方も多いでしょう。
ズワイガニの旬は地域や漁期によって異なり、10月の解禁から翌年1月頃までが最盛期。
さらに山形県・庄内浜で水揚げされる「庄内北前ガニ」は、寒冷な日本海が育む極上の旨味を誇るブランドズワイとして注目されています。
この記事では、10月〜6月までのズワイガニの旬と味の変化、価格相場、ブランド別の特徴を月別にわかりやすく解説。
「いつ食べるのが一番美味しいのか」「庄内北前ガニはどんな特徴があるのか」まで、季節ごとのカニ選びのポイントを徹底紹介します。
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北海蟹専門店「かに本舗」は、カニ通販専門店として年間1,000トン以上を買い付ける規模を持つ国内最大級のショップです。
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ズワイガニの旬はいつなの?

ズワイガニは、日本海や北国の寒冷な海域に生息する代表的な高級カニで、細長い脚と上品な甘みをもつ身が特徴です。地域によって 松葉ガニ(山陰)、越前ガニ(福井)、加能ガニ(石川) 、庄内北前ガニ(山形)など、ブランド名で呼ばれることもあります。
ズワイガニの旬は、一般的に 11月から3月頃までの冬の時期 とされています。日本海の水温が下がり、身が引き締まって甘みが増すこの季節こそ、ズワイガニが最も美味しくなるタイミングです。
漁の解禁は地域によって異なりますが、多くの産地が11月に解禁され、年末年始にかけて需要も味わいもピークを迎えます。特にブランドガニとして知られる越前ガニ・松葉ガニ・庄内北前ガニなどは、厳しい品質基準のもと水揚げされるため、旬の時期は旨み・身入り・カニ味噌すべてが充実。
紅ズワイガニの旬は?
紅ズワイガニは日本海深海で水揚げされるカニで、ズワイガニよりもお手頃価格で購入できることで知られています。
紅ズワイガニ(べにズワイガニ)は9月~翌年5月ごろまで漁がおこなわれ、特に身が充実し甘みがしっかり乗るのは 秋〜冬(10月〜12月) の時期とされます。
多くの漁場では秋に漁が始まり、初水揚げされた紅ズワイガニは“秋カニ”として市場に出回ります。
その後冬から春にかけて身が太り、甘みと風味が乗ります。さらに初夏にかけて流通が続いていきます。
つまり、紅ズワイガニは秋から初夏まで幅広い時期に楽しめるのが特徴で、冬の“本ズワイガニ”とはまた違ったタイミングで味わえるカニといえます。
【月別】ズワイガニの漁期と旬カレンダー

ズワイガニは全国各地で漁が行われますが、地域ごとに解禁時期が異なります。
冬の味覚として知られる一方で、「いつが本当の旬なのか」を知っておくと、より美味しい時期を逃さず味わうことができます。
ズワイガニの漁期は地域によって異なりますが、全国的な解禁は11月上旬〜3月頃。
北陸(福井の越前ガニ・鳥取の松葉ガニ)では11月6日に一斉解禁となり、冬の味覚の王様として知られています。
一方、山形県の庄内浜では10月〜1月にかけて水揚げされ、そこで獲れるブランドズワイが「北前ガニ」です。
ここでは、10月から翌年6月までの月別の旬と特徴を整理しながら、「いつ・どこで・どんなカニを選ぶのがベストか」をわかりやすく紹介します。
10月:漁の準備と予約シーズン
10月は越前ガニや松葉ガニの解禁前で、早期予約や冷凍ズワイが注目される時期です。 新物を待ちわびるカニファンにとって、10月は“旬の始まり”を感じる季節。
通販各社では予約受付がスタートし、ブランドガニの予約競争も激しくなります。
11〜12月:甘み・旨味のピーク
11月から12月は本州各地でズワイガニ漁が解禁し、最も味が濃くなるベストシーズン。
ほとんどの産地では11月が収穫の解禁となり、本来の甘みと旨味が際立ち、刺身やカニしゃぶなど繊細な調理にも最適です。
庄内浜では庄内北前ガニの水揚げが本格化する時期。庄内北前ガニは身の締まりがよく、上品な甘みと繊細な味わいが特徴です。
地元の市場では“庄内冬の味覚の主役”として注目され、多くの観光客が訪れます。
1〜3月:身が締まり、味噌が濃厚
1月から3月は冷水の影響でズワイガニの身が引き締まり、カニ味噌の風味が増す時期。
この頃の庄内北前ガニは、庄内の冬の味覚として料亭や旅館でも提供されます。
身と味噌のバランスが絶妙で、「刺身よりも焼きガニや味噌甲羅焼きが旨い」と評されることも多い季節です。
4〜6月:シーズン終盤〜オフ期
4月から6月はズワイガニ漁期が終了し、市場では冷凍・ボイル品が中心になります。
庄内北前ガニは禁漁となりますが、冷凍保存された“浜茹で庄内北前ガニ”を楽しむことが可能です。
オフシーズンでも品質管理が徹底された冷凍ズワイを選べば、風味豊かな味わいを堪能できます。
7〜9月:オフシーズンでも楽しむ方法
7月から9月は全国的にズワイガニの禁漁期ですが、通販やふるさと納税で冷凍ズワイを入手できます。
この時期は庄内北前ガニの加工品(カニ味噌瓶詰や甲羅盛り)も人気です。
また、夏場でも冷製パスタやカニ寿司などアレンジ料理でズワイガニの旨味を楽しむことができます。
庄内発のズワイガニ「庄内北前ガニ」とは?

山形県・庄内浜ではズワイガニが水揚げされているにも関わらず、長年その事実が県民にも広く知られていませんでした。こうした状況を変えるため、2019年から漁業者・行政・関係団体が連携し、「庄内産ズワイガニ」を全国に広める目的で独自ブランド 「庄内北前ガニ」 が誕生しました。
ブランド基準には“活ガニで集荷する”という厳しい条件も設けられ、質の高いカニを届ける取り組みが続けられています。
一方で、庄内浜では近年、資源量の変動や漁獲量の不安定化などの課題も。そうした中でも関係者は、産地としての魅力を損なわないよう工夫を重ね、より良い品質のカニを安定して出荷できる体制づくりに励んでいます。
庄内の冬の味覚を全国へ届けるため、庄内北前ガニブランドの価値向上に向けた挑戦は今も続いています。
ズワイガニの月別おすすめ料理を紹介

ズワイガニは月ごとに味の特徴が変化するため、調理法も旬に合わせて選ぶとより美味しくいただけます。
10〜12月(解禁初期)は、身がやわらかく甘みが強いため、刺身やカニしゃぶで素材本来の味を楽しむのがおすすめ。
この時期の庄内北前ガニは特に瑞々しく、湯引きしても上品な旨味が広がります。
1〜3月(旬のピーク)は、身が締まりカニ味噌が濃厚になる時期。
焼きガニ・カニすき・甲羅焼きなど、香ばしさとコクを楽しむ調理法が最適です。
庄内では、この時期に庄内北前ガニを使った鍋料理や雑炊が定番の冬グルメとして親しまれています。
4〜6月(シーズン終盤〜オフ期)は、冷凍ズワイや浜茹で庄内北前ガニを使った家庭アレンジが人気。
グラタン、ドリア、雑炊、パスタなど、加熱しても旨味が残るのがズワイガニの魅力です。
特に冷凍の庄内北前ガニは解凍しても身離れが良く、家庭料理でも十分満足できる味わいです。
ズワイガニ以外のカニの旬の時期

ズワイガニとは違った季節に旬を迎えるタラバガニ・毛ガニ・花咲ガニ。ここではズワイガニ以外のカニの旬の時期と産地の特徴をご紹介します。季節や仕入れの状況を知っておけば、より美味しいカニを楽しむ目安になります。
タラバガニ
タラバガニは、特に 11月〜2月の冬 と 4月〜6月の春〜初夏 が旬とされています。
身がしっかり詰まり、食べ応えと旨みが最も充実するのがこの時期です。多くは北太平洋やロシア、アラスカなど海外産ですが、旬の時期には鮮度の良いものが流通しやすくなります。
毛ガニ
毛ガニは、産地や漁場によって旬のピークが異なり、「春から初夏(おおよそ3月〜6月)」や「夏〜秋」「冬」と、漁場ごとに“旬のリレー”が起こります。
例えばオホーツク海沿岸では春先が良質な時期、北海道の噴火湾などでは夏〜秋が旬という地域もあります。
その年・地域によって水揚げされるタイミングが異なるため、「○月だから毛ガニ」というより、「産地と漁期」をチェックするのがおすすめです。
花咲ガニ
花咲ガニは、他のカニと異なり 初夏〜秋(おおよそ4月〜9月頃) が旬です。特に 7月〜9月 にかけてが最盛期とされています。
主な漁場は北海道東部、根室半島近海や釧路・根室沖で、流通量が少なく“幻のカニ”とも呼ばれます。
夏〜秋にしか味わえないカニとして、冬が終わったあとの“穴場旬カニ”とされています。
まとめ

ズワイガニの旬は地域により差がありますが、一般的には 10月〜3月 が楽しめる時期とされ、なかでも 12月〜2月 は身の詰まり・甘み・香りが揃う“もっとも美味しい時期”です。
10月は解禁直後でみずみずしく、11月から徐々に旨味が濃くなり、真冬の12〜2月には、雪国の寒さで身がしまり、濃厚な甘みがピークに達します。3月は名残の味が楽しめ、4月以降は冷凍品や加工品が中心になります。
このように月ごとの特徴を知ることで、ズワイガニの味わいをより深く楽しむことができます。
「旬を迎える時期」「味の変化」「選び方」を意識しながら、その月ならではのズワイガニをぜひ味わってみてください。




