【山形・山形市】唐松観音｜最上三十三観音の絶景札所と無料キャンプ場

2025/02/25 ※このサイトには広告が含まれます　カテゴリー: 参拝

山形市釈迦堂にある「唐松観音（唐松山護国寺）」は、最上三十三観音の五番札所として知られる歴史ある寺院です。清水寺を模した懸崖造りのお堂からは山形市街を一望でき、四季折々の絶景を楽しめます。
さらに駐車場のすぐそばには、通年利用できる無料キャンプ場も併設。観音巡りや御朱印だけでなく、自然の中でアウトドアも体験できる貴重なスポットです。
今回は、唐松観音の歴史や見どころ、アクセス方法まで詳しくご紹介します。山形市で観光や歴史巡り、キャンプを楽しみたい方はぜひ参考にしてください。

唐松観音へのアクセスと参道の雰囲気

唐松観音（唐松山護国寺）は、山形市街地から車でおよそ20分の場所にあります。駐車場が整備されており、観音巡りや観光で訪れる方も安心です。

駐車場からは赤い橋を渡り、緩やかな山道を進むと石造りの鳥居が見えてきます。

そこからは階段を上っていく参道が続き、途中には延命地蔵尊や稚児地蔵尊、水難除地蔵尊などのお地蔵様が安置されています。
雪が積もる冬場は足元に注意が必要ですが、積雪が景観をより一層幻想的に見せてくれます。

夏や秋には新緑や紅葉に包まれ、四季折々で異なる趣が感じられる参道です。

清水寺を模した本堂と山形市内を一望する絶景

唐松観音の本堂は、懸崖造りで清水寺を模して建てられたと伝えられる壮麗な建物です。現在の建物は昭和時代に再建されたものですが、その厳かな雰囲気は今も訪れる人を圧倒します。

本堂の中に足を踏み入れると、転落防止用の金網が設置されていますが、その向こうには山形市街地と遠くの山々を望む大パノラマが広がります。

冬は一面の雪景色が広がり、夏や秋は緑や紅葉に彩られ、まるで絵画のような景観に心を奪われます。
静寂に包まれた堂内で、雄大な景色を眺めていると日常の喧騒を忘れ、自然と心が落ち着いていくのを感じられるでしょう。

唐松観音の歴史｜最上三十三観音めぐりの一札所

唐松観音（唐松山護国寺）は、山形県を代表する霊場巡礼「最上三十三観音」の第五番札所として知られています。
最上三十三観音は、山形県内の三十三か所の観音霊場を巡拝するもので、古くから人々の信仰を集めてきました。すべてを巡ることで功徳を得られるとされ、今も多くの参拝者が訪れています。

唐松観音の本尊は、弘法大師・空海が彫ったと伝えられる聖観世音菩薩。お堂は1661年に建立され、清水寺を模した懸崖造りの造りを持ち、山形市内を一望できる絶景の場所に建っています。現在の建物は昭和時代に再建されたものですが、往時の趣をしっかりと伝えています。

また、駐車場から橋を渡った先の左手には納経所があり、こちらでは御朱印をいただくことができます。御朱印は御本尊・聖観世音菩薩を祀る札所の証として人気です。
観音巡りの記念として御朱印帳に刻む一頁は、旅の思い出をさらに特別なものにしてくれるでしょう。

唐松観音の隣にある無料キャンプ場｜冬でも利用可能

唐松観音を参拝した後に立ち寄れるもうひとつの魅力が、駐車場のすぐ隣にある無料キャンプ場です。
ここは年間を通して利用でき、取材時には雪中キャンプを楽しむ方の姿も見られました。

キャンプ場内にはトイレや水場が整備されており、基本的な設備はしっかり揃っています。

特にトイレは冬季も利用できるよう管理されているのが嬉しいポイントです。

ただし、水場は冬の時期は凍結の恐れがあるため使用できません。

市街地からもアクセスが良く、参拝とあわせて気軽にデイキャンプを楽しめるスポット。冬場は雪景色を眺めながらのキャンプができるため、アウトドア好きにも人気です。

ただし、周囲には民家もあるため、夜間の音や火の取り扱いには十分な配慮が必要です。マナーを守りながら、唐松観音の自然と一体になったキャンプを体験してみてはいかがでしょうか。

スポット名	唐松観音（曹洞宗　唐松山　護国寺）最上三十三観音　第五番札所
電話番号	社務所：023-629-2405
営業時間	8時00分～17時00分
定休日	–
住　所	〒999-0012　山形市釈迦堂7
アクセス	JR山形駅から車で約16分
駐車場	あり（大型・小型）
公式HP・SNS	–