【山形・長井市】約300本の梅が咲き誇る「慶助さんの梅林」|春色の絶景を散策
2026/10/07 ※このサイトには広告が含まれます カテゴリー: 花見
長い冬も終わり春の気配が濃くなる頃、どこかもっと春を感じられる所へお出かけしたい! と思う方も多いのではないでしょうか。でもまだ桜は咲いていないし、ちょっと肌寒い……。4月初旬の山形ではまだお花があまり咲いていないんですよね。
しかし早春の花といえば、冬の厳しい寒さの中で、他の花に先駆けて凛と花を咲かせることから春告草(はるつげぐさ)とも呼ばれる梅があるのではないでしょうか。
「梅は咲いたか 桜はまだかいな」なんていう江戸時代から歌い継がれている有名な端唄(はうた)もありますよね。
春一番を告げる梅の新たな名所「慶助さんの梅林」が山形県にあります。
この記事では梅林に実際に足を運んでみたレビューを周辺の見どころスポットとともにご紹介します。
約300本の梅が咲く「慶助さんの梅林」とは

この梅林は樋口慶助さんという個人の方が、たくさんの人に色々な梅を楽しんでもらいたいという思いから全国各地の梅を取り寄せ、約20年かけて一人で育てた手作りの梅林です。
現在は、慶助さんの遺志を引き継いだご家族や地域の方々が手入れを続け、梅林を守り継いでいます。
初めて梅林のことを知った時、そのネーミングにまず惹かれました。そして個人の方が後の世代に見てもらいたいというためだけにコツコツ植え続けてくれたというやさしさに胸を打たれました。慶助さんのお人柄が偲ばれます。
これは見に行かなければ!
梅の見頃は3月下旬から4月ということで、筆者は4月1日にでかけました。
道の駅「川のみなと長井」から梅林へ

慶助さんの梅林は、道の駅「川のみなと長井」から北東方向へ徒歩3分ほどの場所にあります。
道の駅の駐車場に車を停めて辺りを見回すと、梅林を案内するのぼり旗が立っていました。
のぼり旗が示す方向へ歩いていくと、最上川沿いの堤防が見えてきます。堤防に上がると、眼下にやわらかなピンクや白の花が敷き詰められたような梅林が現れました。

思わず声を上げてしまうほど圧巻の景色です。これほど多くの種類の梅を上から見渡せる場所も、なかなかないのではないでしょうか。早く梅林の中に入りたくなり、思わず足早になります。
堤防の上から梅林を眺めたあとは、入口まで堤防沿いを10分ほど歩きます。道は整備されているため、梅の景色を眺めながら散策するのにもちょうどよい道でした。
ピンクや白の梅が広がる園内を散策
梅林には特にゲートのようなものはなく、梅林の説明看板があるところから入場できます。
入園料はありませんが、入口の案内看板の下には、剪定や消毒剤などの維持管理費に充てるための募金箱が設置されていました。
筆者も心ばかりの協力をして、梅林の中へ向かいます。
全国から集められた色とりどりの梅



園内には、全国各地から集められた約300本の梅が植えられています。筆者が行った4月1日は満開とまではいきませんでしたが、見頃という感じで十分咲いていました。
そもそも梅は桜とは違い、もりもりに咲くわけではなく、可憐に控えめに咲くのが趣というもの。
梅林の中は見渡す限り小さなピンクや白の花。草刈りされ手入れの行き届いた敷地に整然と植えられています。梅はまっすぐ上に伸びて花をつけるものや曲がりくねった枝ぶりになるもの、枝垂れているものなど様々です。
木には1本1本品種を示した名札がつけられています。産地なども書いてある札もあり、本当に慶助さんがきれいだと思うものを全国から選んで植えていたんだなと思いました。名札の中には慶助さん直筆のものもあるらしいですよ。
園内にはベンチが数個置かれていて、座りながらゆったり梅を観賞できます。
筆者が行ったときはお昼前でしたが、20人くらいの人が思い思いに梅を愛でていました。
敷地が広いのでゆったりと楽しめます。お昼になるとみなさん昼食に出かけられ貸し切り状態に。さらにゆったり見たい方はお昼もねらい目かもしれません。
お気に入りの一本を探そう
自分のお気に入りの一本を探すのも楽しいですよ。そのくらい種類が豊富にあります。
ちなみに筆者のお気に入りはこちら。

一瞬、枝垂れ桜と見まがうような可憐な枝垂れ白梅です。梅の姫君といった風情で、小ぶりな樹形にたくさんの花をつけていました。「玉光枝垂れ」という品種なのだそうです。
慶助さんの梅林の基本情報・アクセス
慶助さんの梅林は、道の駅「川のみなと長井」から歩いて向かうことができます。専用駐車場はないため、道の駅の駐車場を利用しました。
見頃は例年3月下旬から4月頃ですが、開花時期は天候によって変わります。訪れる前に、公式Instagramで開花状況を確認するのがおすすめです。
| スポット名 | 慶助さんの梅林 |
|---|---|
| 住所 | 山形県長井市小出 |
| アクセス | 道の駅「川のみなと長井」から徒歩約3分、 フラワー長井線「長井駅」から徒歩約20分 |
| 駐車場 | 道の駅「川のみなと長井」の駐車場を利用 |
| 見頃 | 例年3月下旬~4月頃 ※開花状況は年によって異なります。 |
| 料金 | 無料 ※維持管理のための募金箱があります。 |
| 問い合わせ | 長井市観光協会 TEL:0238-88-5279 |
| 公式SNS | 長井の梅林 公式Instagram |
慶助さんの梅林と合わせて訪れたいスポット
梅林を楽しんだあとは、周辺のスポットにも足を延ばしてみるのがおすすめです。
駐車場を利用できる道の駅「川のみなと長井」では、食事や買い物を楽しめます。また、少し移動すると、長井の舟運の歴史を伝える「旧丸大扇屋」もあります。
今回は、梅林と合わせて立ち寄った2つのスポットをご紹介します。
道の駅「川のみなと長井」
梅林を堪能した後は、昼食も兼ねてすぐそばの「道の駅川のみなと長井」へ。
こちらは中にレストランもあります。筆者は産直好きなので、市内のお店が出している産直部門を物色。お惣菜やお菓子などおいしそうなものがたくさんありました。筆者は市内のカフェのサンドイッチとコーヒーを購入しお昼にしました。おみやげもたくさんあります。梅林からも近いので休憩にぴったりです。
| スポット名 | 道の駅 川のみなと長井 |
|---|---|
| 電話番号 | 0238-87-1121 |
| 営業時間 | 3月~12月:9時00分~18時00分 1月・2月:9時30分~17時00分(雪の状況より変更あり) |
| 定休日 | 年中無休 |
| 住所 | 〒993-0003 山形県長井市東町2-50 |
| アクセス | 東北中央自動車道「南陽高畠IC」から車で約30分 |
| 駐車場 | 無料120台(小型109台、大型7台、身障者用4台) |
| 公式HP・SNS | 道の駅川のみなと長井 公式ホームページ |
長井の歴史を伝える「旧丸大扇屋(文教の杜)」

こちらは実のところ、目指して行ったわけではなく、偶然通りかかったところ、ものすごいオーラを放つ建物があり思わず入ってみた、というスポットになります。
まず圧倒的なビジュアル。時代劇のセットかと思います。

建物に隣接した2,3台ほどが停められる駐車場に車を停め、ここは何の場所なのだろう?と調べてみました。
こちらは「山形県指定有形文化財」に指定されている、「丸大扇屋」という豪商の家屋敷でした。江戸時代から昭和にかけて長井市で盛んだった舟運で栄えた商家のひとつ。
大きな紺のれんの隣の入り口から中をのぞくと、薄暗がりの中に時代物の帳場、階段、フクスケ人形、古い着物。
なんだか座敷わらしがいそうな雰囲気です。

ここは上がれるのかしら、とうろうろしていると、スタッフの方が出てきてくれ自由に上がって見学できるとのことでした。
古い古民家ですが、床はピカピカに磨かれ清々しい空気が漂っています。前面は呉服や衣類を扱ったと思われる店舗スペース、後方は住居スペースとなっており江戸から明治の暮らしを肌で感じることができる空間でした。
駐車場情報やイベント情報はぜひホームページで確認してみてください。
| スポット名 | 旧丸大扇屋(文教の杜) |
|---|---|
| 電話番号 | 0238-88-4151 |
| 営業時間 | 10時00分~17時00分 ※入館は16時30分まで |
| 定休日 | ・月曜日・月末日 ※月曜日が祝日の場合は翌日 ・冬季(12月29日~3月31日) |
| 住所 | 〒993-0086 山形県長井市十日町1-11-7 |
| アクセス | フラワー長井線「あやめ公園駅」より徒歩で6分、 東北中央自動車道「南陽高畠IC」より車で約40分 |
| 駐車場 | あり ※冬期積雪時は、駐車場の一部が利用不可 |
| 料金 | 無料 ※「長沼孝三彫塑館」は別途入館料が必要。 一般300円/高校200円/小人100円 |
| 公式HP・SNS | 文教の杜ながい 公式ホームページ |
まとめ|長井で一足早い春のお花見を

「慶助さんの梅林」はのんびり散策し、春の訪れを楽しむにはとても良い場所だと感じました。
2026年は4月5日に「梅まつり」が開催されたそうです。公式Instagramによるとこの日は満開の梅の下、野点のお抹茶が楽しめるほか、キッチンカーやバルーンアートもあって大賑わいの様子でした。ぜひお祭りの日に訪れてみたいものです。
満開の梅の下に集う人々を慶助さんも喜んで見ていることでしょう。
梅で一足早いお花見を。春のお出かけリストに加えてみてはいかがでしょうか。
